この百匹目の猿、という言葉。

とても印象的だと思います。船井幸雄さんの著書の題名なんですが、変わりゆく時代の転換点にあって、今正に読み返してみたい一冊です。

宮崎県の幸島という島のニホンザルの生態について書かれているのですが、
その猿の芋洗い行動が興味深く記されています。

この本を読んでみて、新しいことにトライして時代を切り拓いてゆくのは、
やはり年老いた権力者ではなくて若者の特権なんだなと思いました。

そういう若者のムーブメントというか、流行というか・・・
その勢いがある一定の数値に達したとき、世の中は大どんでん返しになるのかな(笑)という気がしています。

そのある一定の数値を臨界値として、分かりやすく百匹目としてあるのですが、
これは猿だけに当てはまるケースではなく、我々人類にも同じようなことが繰り返されてきたようです。
正に歴史は証明する・・・というか。

集合的無意識シェルドレイクの仮説なんかも持ち出されていて学術的にも大変面白い本です。
是非、おススメですね。

百匹目の猿とは、辞書で検索。生物関連の言葉の意味を多数ご紹介しています。