下馬評の意味 語源 下馬 安倍文殊院の下馬 下馬評の語源由来ってどこにあるんでしょうね。

このブログでもお世話になっているホリエモンこと、堀江貴文氏が広島6区から無所属で出馬することが明らかになりました。

国民新党の亀井氏に差し向けられた刺客か!?と噂になっていますが、自民党幹事長の武部氏は否定しておられました。何にせよ、またまた話題の中心にホリエモンが登場して参りました。

選挙では「出馬」や「対抗馬」といった言葉が頻繁に使われます。戦いの場に出ることを出馬と言いますが、昔の武士が馬に乗っていたことを考えると容易に推測できますよね。この他にも馬に関する言葉は、たくさん現代に残っています。「下馬評」「尻馬に乗る」「道草を食う」(笑)等々・・・。

選挙の勝敗予想でよく使われる下馬評のルーツはどこにあるんでしょうか。

下馬とは、馬からおりることです。
社寺や城門の前では、下馬する場所が決まっていて、そこには下馬札(げばふだ)
いう立札が立っていました。

敬意を表して、それより先は馬を進めることが出来なかったのです。
この下馬札の立っている場所を下馬先(げばさき)と言いましたが、ここでお供の者達は
主人の帰りを待ったのです。

主人の帰りを待つ間、お供して来た者たちが様々な四方山話をしたわけです。
そこで、下馬先で交わされる無責任な評判のことを下馬評と言うようになりました。
ご主人様の悪口を言っていたのでしょうか(笑)?はたまた、お城に住む殿様の権力の噂でも
していたのでしょうか。下馬評のルーツは「下馬先での評」だったわけですね。

尻馬に乗る・・・この言葉もよく聞きます。
もっとも、ホリエモンは独自の考え方をお持ちの方だと思いますので、人の言葉の尻馬に
乗るようなことはされませんが・・・。

その昔、騎乗の武士が敵陣深くに攻め入ったとき、弓矢を射られて落馬する武士も
いました・・・。
そこで落馬してしまった武士は、命からがら味方の馬の尻に乗せてもらって逃げ帰ったのです。
落馬して逃げ帰ることを「尻馬に乗る」と言ったわけですね。
あまり格好のいいものではなく、当時も大変恥ずかしいこととして捉えられていたようです。

時代を経て、人の後ろに付いて真似をすることを「尻馬に乗る」と表現するようになりました。
人の言葉の尻馬にだけは乗りたくありませんね。

道草を食う・・・これこそもう、日常茶飯事に使われる言葉です。
馬が路傍の草を食べて、目的地に辿り着くのが遅れてしまうことに端を発します。
昔は急ぎの用の時に馬を出していましたからね・・・納得です。

今回のホリエモン選挙出馬の下馬評はいかがなものでしょうか?
地元の方々にとっては、悲喜こもごものようです。若い有権者の票がある程度動くのは
必至と見られているだけに、亀井さんサイドも要注意といったところでしょうか。

「政治は自分のためにするのではなく、人のためにするものです」。
ニュース番組のコメンテーターの方がおっしゃっていた言葉ですが、確かにこれは重要な
言葉だなと思います。
亀井さんは政治はお金儲けではない、ときっぱりコメントされています。

どちらも正論なだけに、ホリエモンの今後の言葉が注目されます。

僕自身、郵政民営化には賛成ですので、
ホリエモンには頑張ってほしいと思っています。

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