ずぼらの語源をご案内致します。

このブログで再三に渡ってご紹介している倒語ですが、またひとつ見つけました(笑)
その倒語はずぼらです。

ずぼらが倒語だったとは!
ちょっと以外ですが、その由来を探ってみましょう・・・。

ずぼらな社員、ズボラな性格・・・というふうに怠け者とか、物事のけじめをきちんとしないことを
指して言います。ちなみにこのずぼらという言葉は、「ずべら」と置き換えることもできます。
しまりのないことを「ずべら坊」と表現します(笑)

さて、ずぼらに戻りますが・・・。
以前にだらしないという言葉も倒語であるというお話をしました。よく考えてみれば、ずぼらも
だらしないという意味がありますよね。

いよいよ本題になります。ずぼらという言葉は、実はお坊さんに由来するのです。

江戸時代末期には修行を怠けたり、酒色におぼれる坊主が後を絶ちませんでした・・・。
自堕落な坊主を世間の人があざ笑って「ずぼう」と逆さまに読んだのです。
それが後に「ずぼら」と変化していったと云われています。

坊主(ぼうず)→ずぼう→ずぼら

正に倒語のなせる業ですね。言葉の変遷の歴史って本当に面白いです!

※大坂堂島の米相場で、ずるずる相場が下がっていくことを「ずぼら」といったので、
それが一般的な表現として使われるようになったという説もあります。

  • ずぼらとは、辞書で検索。倒語の意味をその他多数、ご紹介しています。