教育バウチャーとは、一体何を意味する言葉なのでしょうか?
バウチャーには、証票や保証人といった意味があります。

学校選択と教育バウチャー―教育格差と公立小・中学校の行方
学校選択と教育バウチャー―教育格差と公立小・中学校の行方嶺井 正也 中川 登志男

八月書館 2007-03
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教育バウチャーは、ひと言で表現するなら「学校選択の利用券」といったところでしょうか。
その仕組みを解説致します。

‘学を控えた子供のいる家庭が、まず行政からバウチャー(利用券)を受け取ります。
通ってみたい学校を選択し、行政から受け取ったバウチャーを希望する学校に提出します。

学校は集めたバウチャー(利用券)の枚数に応じて行政から学校運営費を得ます。

教育バウチャーとは、ざっとこんな流れになっています。
学校の人気投票のようなところがありますよね。
学校を選ぶ際に、選択肢が増えるという利点があります。
さらに学校側の競争意識にも火が付き、教育の質も向上するのではないかと言われています。

人気のない学校は運営費がもらえない・・・そんな厳しい現実が突きつけられます。

バウチャーの英語翻訳

バウチャーを英語で書くと、voucher となります。
保証人や証票という意味を持ちます。
vouch がその動詞で、「保証する、請け合う」という意味合いになります。

人物の性格や人となりについて保証するときにも使われる単語です。
I will vouch for him. で、私が彼の保証人になろう・・・という意味になります。

教育バウチャーに話を戻してみれば、各家庭が、行政に対して「あの学校はいいですよ」と
保証人になっているようなものなんですね。
保証人が必要な学校も、なんだか格好のいいものではありませんが(笑)
それだけ昨今の教育問題には、逼迫したものがあるのでしょうか。

教育バウチャーを始めれば、諸々の教育問題が改善されるのかというと疑問が残ります。
運営費を集められない学校の教育環境は悪化していくことでしょう・・・。
独り勝ちするような学校が出てくると、教育の格差問題にもなりかねません。

教育バウチャーは、おそらく新語の部類に入るコトバだと思われます。
今後の動向を見守っていきたいですね。