行われるカウンセリング療法のことをいいます。
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英語で debriefing 。
前線からの帰還兵に報告を求めることを意味します。
つまり、どうだった?ということですね。
辛い経験ではありますが、それを帰還兵に振り返らせて語らせる・・・。
辛い体験を思い起こして誰かに聞いてもらうのは、心理学的にもとても大切なことことのようです。
分かち合うというか、独りで抱え込んでしまわないようにということです。
英語の brief には、簡潔な・手短なといったニュアンスがありますよね。
動詞としての brief には「〜を要約する」という意味があります。
転じて軍隊用語では、出撃直前の飛行士などに簡潔な戦闘指令を与えるという意味を持ちます。
英語の学習ブログでもありますのでもう少し詳しくご説明しますと、brief(簡潔な戦闘指令を
与える)の前に、de が付いているのが、デブリーフィングという言葉です。
de-という接頭語には様々な意味がありますが、この場合は逆転(reversal)の意味になるのでは
ないでしょうか。帰還兵が逆に上司(将校)に報告するわけですからね。
阪神淡路大震災から注目されるデブリーフィング
デブリーフィングは阪神淡路大震災以来、日本でも話題にのぼる言葉になりました。
精神的に大きなショックを受けると、その記憶を忘れるように人間のメカニズムは動きます。
意識していない領域に押し込められる記憶・・・その記憶が人生の節目節目に蘇ってきたら
どうでしょうか?いたたまれない記憶は、適切な方法で思い起こしてあげることが大切なんですね。
アダルトチルドレンと呼ばれる人たちの「思い残し症候群」というのがありますが、
思い残し症候群にも、デブリーフィングがきっと効果を発揮するのではないでしょうか。
そんな気が致します。
心の時代を迎えている今、デブリーフィングという新語を是非覚えておきましょう。