商店のことを店といいます。
そういえば、「見世」とも書くんですよね・・・。
由来を辿ってみると、「見せる」という言葉の連用形「見せ」からきているのだそうです。
この「店」という言葉は見世棚(みせだな)の省略形でもあるのです。

見世棚は中世の常設の小売店を指します。
商品を棚に並べて売る所で、道行く人に商品を見せていたわけです。
大阪の商人の世界では、今でも店のことを「おたな」といいます。

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<目からウロコの>日本語「語源」辞典
学研辞典編集部
学習研究社 2004-04-14

日本語の語源 ことばの由来 (岩波新書) 語源大辞典 語源を楽しむ―知って驚く日常日本語のルーツ (ベスト新書) 語源海

by G-Tools , 2008/06/23

お店というのは、つまり、Look at me,please.なわけですね(笑)

また、これは違った意味での言葉になりますが「張見世」の意味でも使われています。張見世というのは、遊郭で道路に面した格子構えからお客を誘う座敷のことです。

う〜ん、これも正に、Look at me! ですね。

まとめてみれば、”世に見せる「店」”ということになりますね。

あまり流行っていないか、或いはあやしい店に多いと思うのですが、
通りから中が見えない店がありますよね。
ちょっとした喫茶店にもこの手の店はよく見受けられます。
入るのがちょっと億劫になっちゃいますよね、中が見えないだけで・・・。
やはり、シースルーのガラス張りの喫茶店だと明るい雰囲気がしてGood !です。
やはり店は見せなきゃ!

そういう意味では、新宿、渋谷、難波・・・
その他多数の繁華街の道路脇でペンダントやネックレス、小物雑貨類を売っている若者たちが
いますが、あれなんかは正真正銘の店ですよね。

逃げも隠れもしない、きちんと商品を並べて通行人に見せてくれているわけですからね。

これから夏祭りのシーズンですが、露店が建ち並ぶ光景は活気があっていいものです。
夜に出すので「夜店」ともいいますよね。

露店だけに、正にオープンエア!実に開放的です。
焼きそばを焼いているお兄さんなんかは、扇風機を回しながら汗だくになって頑張っておられます。

定番は金魚すくいでしょうか。
お店という名の原点を感じさせる露店の勢いは気持ちいいものです。
個人的には浅草仲見世なんか、日本情緒を感じさせるレトロな風情があっていいと思います。

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