はなむけの言葉を贈る 結婚式 送別会 餞(はなむけ)の言葉は、送別会や披露宴の席上で耳にします。
別れや激励の意を込めて贈る言葉や金品のことを”はなむけ”といいます。

はなむけの言葉には上司や同僚、卒業生、それに新郎新婦へのこの上ない愛情が込められています。

この言葉、実は「馬の+鼻+向け」のことだったのです。

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餞(はなむけ)の元々の意味は、旅立つ人の馬の鼻を行く先の方向へ向け、激励と餞別の意を
表したことに由来します。交通手段の発達していなかった時代の話ですから、今生の別れを
惜しむ気持ちは現代の比ではなかったと思われます。

馬の鼻を行く方向へ向けてやる・・・送り出す人は後ろ髪を引かれる思いだったのだろうなと思います。
それだけで何も言葉は要らない・・・そんな感じがします。
昔の人たちは餞別に詩歌を送った記録が残されていますね。

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馬の鼻を向けるのは今ではレースを想起させます!
一斉にスタートする前に、ゲートの中にお行儀良く入れられてレースを待つ。
緊張の一瞬です!
それにしても、レース中の馬は途中でレースをあきらめたりせず、必ずゴールまで走り切りますよね。
あれはエライなと思うんです・・・。
昔は急ぎの用のときに馬を走らせたようですが、途中で馬が草を食べたりして目的地に着く前に一休みすることもよくあったようです。
そこから、道草という言葉が生まれたんです。

披露宴の席などで述べられる「はなむけ」の言葉、きちんと進むべき方向を定められてベクトルがしっかりしているのですから、道草を食うのはまだ良しとしても、間違った方向へ舵をとってはなりませんね(笑)

はなむけの語源 「花」と「鼻」のルーツは同じです。大和言葉の面白さに肉迫!