5ef845e4.jpg写真は徳川幕府を支えた佐渡相川の金山です。
金がざっくざっく採れたんですね、その昔・・・。

田舎まわりの旅芝居のことをどさ回りなんていいますが、これは佐渡の前後をひっくり返した倒語です。さど→どさ。

どさ回りの語源を 国語辞書で調べてみる

この「どさ回り」には、花のお江戸が一番偉くて佐渡は田舎モンという優越感が含まれています。
そういえば、佐渡へ島流しの刑に処された人も多数いましたよね。
昔の人はなぜか罪人を島へ流します。最近、韓国ドラマの人気から「チャングムの誓い」を見て
いますが、あのドラマの中でも、チャングムが濡れ衣を着せられてチェジュ島へ
流されていました・・・。

「どさくさに紛れて」も佐渡からきています。
佐渡相川の金山が盛んに掘られていた時期に、お上は人手の確保のために博徒狩りを行って
いました。そこで、賭場でお上の手入れに遭うことを「どさを食う」といいました。
どさを食うから、どさくさへと変化していったものと云われます。

そこまでして労働力が欲しかったのですね。
これではまるで、以前の記事に書いたガサ入れと同じです(笑)

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