夏真っ只中、海の家も大盛況を迎えている頃ではないでしょうか。
今のご時世では、海水浴は夏のレジャーとしてすっかり定着していますよね。
夏のドラマの舞台として、ひとりひとりの想い出の中にしまわれています。
海水浴はその昔、レジャーというよりも、むしろ医学的な意味があったと云われています。
”名残りの”という日本語を英語に翻訳すると、remaining あるいは lingering となります。
海水浴とは言わず、潮浴(しおあび)と言っていたのです。
この「浴」という字には、自然の恩恵を受けるといった意味がありますよね。
「日光浴」「森林浴」なんかもそうです。海水で病が癒されるなんて素敵ではないですか♪
海水には未知なるパワーが秘められているのかもしれませんね。
海の話のついでですが、先日テレビで放映されていたことを記しておきます。
名残りという言葉・・・実は、寄せては返す「波」に由来するのだそうです。
砂浜に寄せてきた波が、サ〜ッと大海へ返していく・・・そんなリフレインをいつまでも眺めていた記憶はありませんか?よく歌の中にも出てくる詞ですよね。
大海へ向けて再び返していく波・・・波残りから名残りへと変わっていったらしいのです。
残り香のような余韻を感じますよね。
波残りから名残りへ・・・とても分かりやすい言葉の変遷です。
イルカさんの歌う名曲「なごり雪」の”なごり”も思い出されますよね。
汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる 季節外れの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと 寂しそうに君がつぶやく
なごり雪も 降る時を知り ♪
「名残の雪」は、春になってから冬の名残りに降る雪のことです。
余談になりますが、全盲の歌手「新垣勉」さんもこの歌を歌っていらっしゃいます。
新垣さんのCDを持っているんですが、正に聴き入ってしまいます・・・。
源実朝が潮浴(海水浴)をしていた頃にも、エボシ岩はあったのでしょうか?
締め括りに海水浴にちなんだ回文をひとつご紹介しておきます。
海水浴良い西瓜・・・かいすいよく よいすいか(笑)
スイカ割りは海辺での楽しみのひとつですね。
◇ 名残りとは、辞書で検索。語源や由来に関する記事をその他多数ご紹介!
波乗り⇒名残り・・・勉強になりました
今でも無性に海をぼーっと眺めたくなるのは
昔の人たちがしたように「癒し」を求めてるのかもしれませんね。
これから夏真っ盛りです。サザンも夏の季語に入るかと思います。
私はTUBEのライブで夏を感じてきますね★