ハシリの秋刀魚 はしり ハシリの意味 日本料理は旬の食材を大切にします。

季節会席料理なんかでは、ハシリの食材が目を楽しませてくれますよね。写真ははしりの秋刀魚を使った木の葉造り。木の葉の形に造ってあります。

初ものを表すハシリという言葉。
はしりの語源由来はどこにあるのでしょうか。

初物ということで、すぐに飛び付き買って帰りました。
家に帰ってから捌いてお刺身にして食べましたが、トロッとした食感で美味しかったです♪

初物というのは魚や野菜に使われますが、季節を先取ったハシリの食材を意味します。
ハシリは、漢字では走りになります。急いで走ってくるイメージがありますね。

料理用語的に言えば、ハシリの反対はヒネになるんだろうと思います。
前年以前にとった穀物、旧穀のことをよく「ひね米」といいますよね。
「ひね生姜」って言葉もよく使います。この”ひね”は漢字に直すと「老成」となります。

ハシリとヒネの間のちょうどいい時期のものを「旬」と言うんでしょうね。
旬の食材もそうですが、料理屋では「ハシリ」の食材がよく使われる傾向にあります。

初物で思い出したんですが、プロ野球の「巨人打線は初物に弱い」ってよく耳にします。
対戦相手のピッチャーが初顔合わせだと、データがないためか思うように打てない、というのです。

今年のジャイアンツも成績が芳しくないですよね・・・。
次期監督候補に話題が移っている昨今ですが、どうも巨人軍を見ていると烏合の衆
連想されます。

「烏合の衆」とは、カラスの集団のように規律も統制もない群集のことをいいます。
よく言われることですが、4番バッターばかり集めてきてバランスの悪いことこの上ないですよね。
ジャイアンツカラーといえば、黒。正にカラスが連想されるのです・・・。

他球団では輝きを放っていた一流選手たちが、ジャイアンツの中に入ってしまうと急に
元気がなくなってしまいます。
今や江藤も小久保も「ひね物」になってしまっているのではないでしょうか。

タイガースの赤星のように「走り」のいい選手も獲得して、来年こそは「旬」なチームに
生まれ変わってもらいたいものです。

初物の秋刀魚を買い物カゴに入れてレジに並ぶ・・・。レジ待ちは結構イライラしますよね(笑)

ジレンマ不満レジ・・・ジレンマふまんレジ。恒例の回文でした。
焦る気持ちをひっくり返して待ちましょう。

◇ハシリの秋刀魚を使って、飾り切りの木の葉造りにチャレンジしてみました!

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