お盆も過ぎていよいよ秋の気配が感じられるようになってきました。台風が接近しているようですね。この台風の語源は中国南部の中国語「大風」にあると云われています。英語の typhoon もこの中国語を訳した語なんです。
さて、お酒の話題が続きますが・・・コクのある酒ってよく言いますよね。この「コク」は穀物からきていたんです。
中国で穀物の熟したことを表した語が、「酷」なんです。
深みのある濃い味わいを表現するときに使われる言葉ですよね。
コクがあるのにキレがある、なんてCMのキャッチコピーもありましたが、
コクとキレを同時に味わうことが出来るビールはやっぱり美味しいですよね♪
コクとキレ・・・一時期流行した顔の表現に「ソース顔」「醤油顔」なんてのがありましたが、
ネプチューンの名倉さんに代表されるソース顔はコクのある顔で、少年隊の東山さんに代表される
醤油顔はキレのある顔・・・といったところでしょうか(笑)
濃い顔が、ときにキツくて御免なさいをしたくなる時がありますが(笑)、
それと一緒で「酷」という言葉にも、むごいことや厳しすぎるといったニュアンスが含まれます。
酷な言い方、酷な人、残酷・・・などの言葉に代表されます。
コクのあるビールも、あまりにコクが強すぎると、残酷なビールになってしまいますので要注意ですね。
言葉については、金田一先生もビックリの博学でいらっしゃいますね。すごい!ファンにさせてください!!
私は麺屋ですので、今度は「そば」「うどん」に関してご教授いただければ、うれしいです♪
たとえば、「コシのあるうどん」という時のコシは、越なのか、腰なのか、輿ということはないですよね。
また、「そこのタバコ屋のそば」と言う時のソバは、蕎麦と関係があるのかないのかとか・・・
楽しみにしています!