花火、金魚すくい、イカ焼き、浴衣に団扇に夜店・・・
どれも夏を感じさせてくれるものでした。
夜店で働く人達は露天商っていいますが、その字の如く、
露天で商いをする人達のことを指します。「露天」というのは屋根のない所という意味です。
露天風呂がちょうどいい例ですよね。
一方、露店市という場合は、「天」ではなく「店」の字が使われます。
露天の路傍に物品を並べて商う店のことです。
「大道店(だいどうみせ)」「乾店(ほしみせ)」ともいいます。
店のルーツは以前の記事でも紹介しましたが、「見せる」ところからきています。
露天商の方々はおそらくショバ代を払って商いをしておられるのだと思います。
このショバ代というのは、場所代のことです。
これも以前に紹介しましたが、「ぷっすま」や「うるぐす」と同じ倒語なんですね。
スマップ→ぷっすま、卓(すぐる)→うるぐす・・・逆さまになっています。
出品する人達は、ちゃんとショバ代を払わなければ参加できないですよね。
場所をひっくり返して「ショバ」になるわけですが、倒語というのは本当に面白い表現方法
だなと思います。