話題沸騰の衆議院総選挙ですが、刺客として送り込まれた佐藤ゆかりさんの不倫話が浮かび上がってきましたね。
選挙前には相手の足を引っ張るためによくある話だと思うんですが・・・有権者としてはあまりいい気がしませんよね。中傷合戦というか。
これも一種の倒語なんでしょうか?
ちょっと考えてみたんですが、この2つの言葉は明らかにニュアンスが違うように思います。
ですから、所謂「倒語」ではないんじゃないかと、私の中では思います。
愛情という言葉には、相手に注がれる愛の気持ちや深く温かな心の他に、異性を恋い慕う感情
という意味もあります。
一方の情愛には、この異性への想いがあまり含まれていないように感じられます。
どちらかと言うと、情けや慈しみといったニュアンスです。
夫婦生活を例に挙げると分かりやすいかもしれませんね。
金婚式や銀婚式を迎えられたご夫婦の方々がよくおっしゃられる言葉に、結婚当初は愛情だけで
やっていけたけれども、そのお互いを想う気持ちが情愛に変わっていくにつれて、
より関係が深くなっていった・・・というものです。
そうです、情愛は深いのです。
酸いも甘いも噛み分けた深みがあるのです。
愛情という言葉は日常でもよく使われ、どちらかと言えば軽い響きがありますが、
情愛という言葉には一種独特な重みがありますよね。
玄人好みのする言葉とでもいいましょうか・・・。
離婚するカップルが米国並みに多くなっている昨今です。愛情だけではない、年輪を積み重ねた
情愛にまで発展していく愛が必要なのかもしれません。
石田純一さんの一世を風靡した言葉、「不倫は文化である」から久しく時は流れていますが、
情人のことを表現するときに、小指を立てて「これ」と言いますよね。
この「これ」にもちゃんと倒語があって、れこと言います(笑)
内輪同士だけの申し合わせの言葉としては、大変便利なものだったんでしょうね。
佐藤ゆかりさんには、行き過ぎた報道にめげず頑張って欲しいですね!
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