アップルボート りんご追分 飾り切りのリーフカットをご紹介しましたので、今度はその応用編であるアップルボートの登場です。

製菓のパティシエの技術としてよく知られていますが、案外簡単に出来ます。
リーフカットさえ出来れば、このアップルボートはいとも簡単♪ 今回は真ん中にミントをのせてみましたが、ブドウなんかを置いても見事に決まります。華やかさを演出する飾り切りの定番です。

前回はリンゴにまつわる英語をご紹介しましたが、今日はフランス語です。

フランス語でリンゴは、pomme 。
「ポム」と発音しますが、ジャガイモも全く同じ pomme なので面白いですよね(笑)
丸くどっしりとしているお姿には、相通じるものがあるのかもしれません。

僕も大好きですが、リンゴ酒はシードルっていいます。
この「シードル」もフランス語なんです。cidre と表記されます。
リンゴの果実の液汁を発酵させて作ったお酒で、ノルマンディー産が有名です。

リンゴついでに、美空ひばりさんの歌に「リンゴ追分」って名曲がありますよね。
小林幸子さんなんかが物真似をして僕達の世代でも馴染みのある曲です(笑)

photo
リンゴ追分(セリフ入り)/港町十三番地
コロムビアミュージックエンタテインメント 2003-08-20

越後獅子の唄/花笠道中 悲しい酒(セリフ入り)/哀愁出船 悲しき口笛/ひばりの花売娘 みだれ髪/ひばりの佐渡情話

by G-Tools , 2006/12/26

えんぴつでなぞるナツメロ

初めて聴いたとき、なぜあんなにゆっくりと間延びのした曲なんだろう?と思っていたのですが、その秘密は追分節おいわけぶしにありました。

追分(おいわけ)という言葉は、道が左右に分かれる所を指します。
追分節というのは民謡の一種で、ルーツを辿っていけば、中山道と北国街道との分岐点である長野県追分の宿駅で唄われた馬子唄(まごうた)のことをいいます。
悲哀をおび、声を長く引いて唄う特徴があります。

馬子唄はちょっと説明しておかなければいけませんよね(笑)・・・。
馬子(まご)というのは、その昔、馬を曳いて人や荷物を運ぶことを仕事としていた人のことをいいます。

馬子にも衣装って諺がありますが、その「馬子」のことなんです。
誰でも外面を飾れば立派に見えることの例えで使われますが、それぐらい馬子は身分が低かったんでしょうかね・・・。

馬子唄も民謡の一種で、馬子が馬を曳きながら歌う唄で、旅客を慰める風情ある唄として古くから愛されていたようです。
昔の「旅」には現代のような華やかさはなく、どこか悲哀を帯びていたのかもしれません。以前の記事でもご紹介させて頂きましたが、「トラベル」の語源にも「苦しみ」という意味があったんですよね。

餞(はなむけ)という言葉のルーツも、馬の鼻を向けることでした。
昔の交通の便といえば馬でしたから、馬にまつわる様々な言葉が今の世にも残されているんですね。

哀愁に満ちた馬子が唄った追分節は、この信濃追分から起こり、各地に広まっていったとされます。越後追分、松前追分、江差追分などがそうです・・・。

長野県、信濃の国から追分節が広まっていった・・・
長野県はリンゴの名産地ですもんね。

見事にリンゴと追分がつながりました!「リンゴ追分」の曲名の由来が少しは解けたような気がします(笑)

美空ひばりさんの歌にはテンポのいい曲もありますから、リンゴ追分は追分節からくる独特の節回しに因むんですね。

以上、アップルボートからリンゴ追分までを連想しちゃいました(笑)

<料理関連の資格>

調理師の他にも、多数の料理関連資格があります。

栄養士、管理栄養士、フードコーディネーター、焼酎アドバイザー、製菓衛生師、
食品衛生責任者、調理技能検定、ふぐ調理師、きき酒師、ベジタブル&フルーツマイスター、
家庭料理技能検定、ビアテイスター、ソムリエ、ワインアドバイザー、コンセイエ、
ティーインストラクター、カフェプランナー認定試験、食生活アドバイザー検定等々、
実に多種多様な料理関連資格があります。

  • リンゴ追分を口ずさみながら 飾り切りのアップルボートに挑戦!