昨日、愛知万博に行って来ました。
閉幕前だからなのでしょうか・・・ものすごい人出でした。万博開催期間中、ずっとこの混雑状態なのかもしれませんが、それにしても疲れちゃいました(笑)
日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS | |
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三井東芝では、自分の顔写真を撮影してもらって映画に出演するという筋書きです。なんだか特殊なカメラで各自の顔を立体的に撮ってもらい、そのままスクリーンへ・・・。
配役が映し出された後、いよいよ本編へ突入。自分や連れの顔が登場すると、場内ではクスクス笑いがあちこちから聞こえてきます。
愛知万博のテーマは環境。
環境への配慮から、会場内ではベロタクシーも走っています。
食事する所も冷房の効いていない場所が多く、残暑の厳しい日はやはり大変です。エコ、エコとは言うものの・・・ね、とは正直な感想なのかもしれません。「自分も快適、環境にも優しい」というのは両立しないものなのでしょうか。そんなことをふと考えた一日でした。
ちょっと前置きが長くなりましたが、ロハスという言葉をご存知ですか?
Lifestyles Of Health And Sustainability
この頭文字を取ってLOHAS→ロハスとなっています。
ロハスとは、自分も大切、地球も大切というライフスタイルです。
自己犠牲までして環境を守る人をエコロジストとするならば、20世紀の文明を否定せず、自分と地球により良いことをするというこだわりがある。
そして、エコロジーなことをカッコイイと思うような生き方がロハスです。
かっこいい、スマートといえば、クールビズやメトロセクシュアルにも同じような語感がありますよね。
今までこういった人達の層を表現する言葉が無かったのですが、ロハスというネーミングが見つかった事で、これから日本にロハス層がもっと増えると予測されています。そして、既に日本の人口の30%の人達がロハス層になっているとの調査結果も出ています。
環境、環境と叫ばれて久しいですが、なかなか浸透していない状況を打破するためには、やはり「カッコイイ」「オシャレ」といったキーワードが必要になってくるのでしょうか。
政治は言葉で動く、というお話を以前の記事でご紹介させて頂きましたが、環境問題の解決にも時代に受け入れられるカッコイイ言葉が待望されているのかもしれません。ロハスがその一役を担っていくのでしょうか。
health and sustainability・・・
地球環境へ配慮する心、この気持ちを持続することの難しさ・・・それを痛感します。生活習慣として根付かせていくことが、大きくて崇高なテーマの実現への「唯一の」近道であるような気が致します。
エゴから始まるエコ。
自分の欲求を我慢するだけでは持続可能な社会を生み出していくことは出来ません。
エゴとエコを上手く共存させていく、それがロハスの醍醐味です。
お金と時間に余裕のあるセカンドライフを生きるシルバー層、安全食品や安心野菜に興味を持っている主婦層、ロハス的な生き方をかっこいいと発想する若年層が折り重なって、持続可能な社会を築いていくことになります・・・。
好きではありません。
それは、本質ではないからです。
しかし、大勢の人を動かすためには、仕方なく、
そして、有効な手段なのだとも思います。
先日の選挙結果がそうですね。
とりかかりは、流行でも、そこから真の意味を知ることこそ
大切だと思います。