昨日何気なくテレビを見ていたら、タモリさんを中心に据えた、言葉のエンターテインメント番組が流れていました。
タモリのジャポニカロゴス・・・という番組
初めて見た番組でしたが、とてもこのブログとテーマが近い気がしたので見入ってしまいました(笑)

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タモリのジャポニカロゴス

その番組の中で、紅葉(もみじ)を散らす・・・という表現が紹介されていました。

若い男女のやり取りの中で、恥ずかしそうに女性がぽっと頬を赤らめる様子を表現する言葉なのだそうです。確かに美しい日本語ですよね。

また、異性に飽きてしまうことを秋風が立つと表現していました。
飽きると秋を上手く掛け合わせた言葉なんですね。

秋分の日を明日に控え、本格的に秋の訪れを感じます。
ちなみに、この「訪れ」という言葉の由来にも、和の風情が感じられるんですよ。
訪れのルーツをご存知でいらっしゃいますか?

現代のような蛍光灯のなかった時代のこと。家の中でも、人が近づいて来るのを
衣のずれる音で感じ取っていたのです・・・。
つまり、「音ずれ」だったわけですね。人の気配を察する音ずれ・・・。
そこから、訪れという言葉になっていったようです。

昨日のジャポニカロゴスで紹介されていた「黄昏(たそがれ)」とも言葉の成り立ちが
よく似ていますよね。暗い夜道を歩いていて、「誰(た)そ、彼?」と道行く人に尋ねたというお話・・・。日本語は本当に美しいですね♪

  • 紅葉を散らすとは、辞書で検索。美しい日本語の意味をその他多数ご紹介しています。