簡単にわけなく出来ることや、ものともしないで平気な様を
へのかっぱと言いますよね。
へのかっぱ、漢字に直せば「屁の河童」。
このブログでもお馴染みになりましたが、この「へのかっぱ」は倒語なんです。
くもんの学習国語辞典 村石 昭三 by G-Tools |
ちょっと臭い話になりますが(笑)、私たち人間がお風呂の中でする「おなら」は結構臭いものですよね。
ところが、水の中でする河童の屁は、大して臭わない・・・
そんなところから生まれた言葉だと言われています。
河童の屁を上下ひっくり返して、屁の河童というわけです。
昨日、阪神タイガース 対 千葉ロッテマリーンズの日本シリーズに決着がつきましたが、
球場の外では恐らくダフ屋のおじさんたちがハッスルしておられたことと思います。
このダフ屋という言葉は、以前の記事にも書きましたが、「札ふだ」の倒語なんです。
この他にも、ショバ代は場所の倒語、新(あら)たには新しいの倒語・・・なんです。
河童の屁という言葉の由来には、より信憑性の高い異説も唱えられています。
河童の屁ではなく、「木っ端の火(こっぱのひ)」が語源的には正しいとする説です。
薪を燃やす火種に使う木っ端は、パッと一瞬にして燃えたかと思うとすぐに消えてしまう・・・。
そこから、勢いのないことを「木っ端の火」と言うようになったというものです。
つまり、「こっぱのひ」が徐々に「かっぱのへ」と言われるようになった・・・。
言葉というのは、本当に深い歴史に支えられているんですね。
木っ端を使った他の言葉には、木っ端微塵こっぱみじんがあります。
極めて細かく砕けることを意味しますよね。
他にも、「木っ端大名」なんていう言葉もあります。
取るに足らぬ小禄の大名のことを「木っ端大名」と呼んでいました。
バレンタイン監督率いる千葉ロッテマリーンズの強さばかりが目立ったシリーズでした・・・。
まさか4連敗とは、タイガースファンの私もがっかりな結果に終わってしまいました。
意気盛んなロッテファンが、「阪神なんて、へのかっぱ!」と思っていらっしゃるかも・・・しれませんね。
阪神タイガースのセ・リーグを制覇した見事なまでのチーム力が、こっぱみじんに砕け散りました。
来年こそは!また、新たなモチベーションが湧いてくるような気がしますね♪
パッと燃えた瞬間もありませんでした。
というか、千葉ロッテマリーンズが強かったんですよね、きっと。
この悔しさを来年につなげて、ファンを楽しませてほしいです。