私もサラリーマン時代に思ったことがあるのですが、会社の会議って本当に退屈ですよね。
非生産的な会議には閉口してしまいます。
そんな停滞ムードに風穴を開けるべく、ファシリテーターの重要性が高まっています。
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簡単にいえば、会議の進行役です。
転職が盛んになり、業務経験の異なる社員同士で会議をするとなると、
様々なコミュニケーションの問題が生じてきます。
英語では、facilitator と書きます。
facilitate という他動詞があって、〜を容易にする・促進する・
助長する・<人>の仕事などを助ける、といった意味になります。
facilitate a conversation で、話が途切れないようにする。
ファシリテーターは、会議において複数の異なる部門の参加者を対象に、
話し合いをリードする役割を担います。
私のサラリーマン時代にもよくありましたが、会議の中で傍観者が出ることを良しとせず、
各々に当事者意識を持ってもらい、「参加」するというよりは「参画」するよう要請します。
facilitate a conversation 、話が途切れないようにするために様々な工夫が
凝らされているようです。
会議においては、ファシリテーター以外にも重要な役割を担う人がいます。
ホワイトボードに発言内容を箇条書きにする書記係。発言内容を文字にして皆に見てもらうことで、
分かりやすく効率的に会議が進行されますし、何よりも緊張感が生まれます。
ファシリテーターは、あくまでも中立な立場をとりながら、企業にとって望ましい結果を出していきます。
会議はいい結果を生み出すための過程、プロセスですよね。意思決定プロセスとでも言いましょうか。
情報処理の用語に、インプット、プロセス、アウトプットという言葉があります。
素晴らしい結果(アウトプット)を生み出すためには、知識の習得や商品開発(インプット)を
するだけでは足りません。正しいプロセスを経ないといけませんよね。
それが社内会議といったところでしょうか。
以前の記事で、原因と結果の間には縁があるというお話しをしましたが、ファシリテーターの役割は
正にこの縁を結ぶことに他なりません。本当に重要な役どころですよね。
ファシリテーター、また一つ新しい言葉を覚えました。
◇言葉のコレクションでは、ファシリテーターを始めとする新語の意味を多数ご紹介しています。
意思決定プロセス。うむむ。