女房詞の一文字をご案内致します。
寒くなってくるとネギが美味しく感じられますよね♪
ネギの古称は「葱(き)」と、たったの一文字で表されていたことをご存知ですか?
「き」と一文字で表現されていたため、女房詞ではそのまま一文字ひともじで通っていました。
ちなみに韮(にら)は「二文字(ふたもじ)」と言われていました。
女ことばはどこへ消えたか? (光文社新書) 小林 千草 光文社 2007-07 売り上げランキング : 142296 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
女房詞には、○○文字という言葉が多いですよね。
お寿司のことは「すもじ」、杓子は「杓文字」と言われていました・・・。
貧しくて食べるものがない状態を「ひもじい」と表現しますが、これも同じく女房詞なんですね。
「き」の頭に「根」で「ねぎ」。
シベリア原産の分葱(わけぎ)は株分け法によって苗を分けて育てるから「分葱」、
葱の中でも一番細い浅葱(あさつき)は土の中の部分が浅いから「浅葱」なんだそうです。
もうすぐお鍋の季節が到来しますが、お鍋にひともじは欠かせませんよね♪