あべかわ餅の由来をご案内致します。

静岡市西部を流れる安倍川は、あべかわ餅のネーミングの由来そのものです。
焼餅をお湯に浸して、黄粉(きなこ)・砂糖をまぶして食べる名物として知られています。

昔話ふるさとへの旅【静岡】
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安倍川餅を通販で購入!

安倍川は、江戸時代に川留(かわどめ)客相手の花街として有名でした。

川留(かわどめ)というのは、洪水のために旅人の川越(かわごし)を禁止したことをいいます。
その反対に川留(かわどめ)を解除することを川明(かわあけ)といいます。

江戸時代には、特定の大河に橋や渡船を設けず、川越し銭を取って人の肩や台に乗せて渡らせる
風習がありました。大井川などで、川越しを職業とした人たちのことを
川越人足 かわごしにんそくといいました。

安倍川にはそんな歴史があったんですね。

今までにも地名にちなんだ記事を幾つか書いて参りました・・・。
梅田、難波、奈良などの地名の由来がそうですが、地名が菓子の名前になったものに、
草加煎餅が挙げられますね。

今回はあべかわ餅から川越人足(かわごしにんそく)のことを学ばせてもらいました♪

  • 言葉のコレクションでは、あべかわ餅を始めとする名前の由来を多数ご紹介しています。