おみこしにおけるワッショイとソイヤの掛け声の意味を解説致します。

秋も深まり、各地で秋祭りも盛んに催されているのではないでしょうか。
お祭りにはおみこしが付き物です。
ワッショイ、ワッショイ! ソイヤ、ソイヤ!

威勢のいい掛け声と共にお御輿が目の前を通り過ぎてゆきます・・・。
さてさて、言葉のブログを運営している身としては、
このワッショイとソイヤの2種類の掛け声が気になりました(笑)

ワッショイの方は昔からの伝統的な掛け声のような気がしますが、ソイヤ、ソイヤ!の
方は見事な8ビートを刻んで現代感覚にあふれています♪
柳葉敏郎もいた一世風靡セピアのソイヤ、ソイヤ!を思い出してしまいますね(笑)

東京わが町 宮神輿名鑑
原 義郎
4385357714

和をたしなむ資格と通信講座 和太鼓のレッスンもあります。

元々はワッショイと言われていたのが、ショイワッと逆さまになったのです。
このブログでも再三に渡ってご紹介している倒語ですね。

そしてさらに、このショイワッという掛け声がソイヤに変化していったというわけです。
これはそう、転訛ですね(笑)

言葉の変遷の歴史は、お御輿の掛け声にも隠されていました・・・。

お御輿というのは、そもそも神社の氏子たちが担いでいたんですが、
若者人口が都会に集中するにつれて、御輿の担ぎ手がいなくなってしまう地域が多くなりました。

そんな流れから、各地には御輿同好会なるものが出来て、彼らが「ソイヤ」という掛け声を
広めていったと云われています。

以上、お御輿の掛け声の変化には倒語と転訛が一役買っていたというお話でした。

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