川と河と江です・・・。
川と河と江の違いは・・・川と河を楽天で検索
使われています。
日本語能力試験1級に出る重要単語集―似た言葉の使い分けができるようになる本 松本 隆 市川 綾子 野川 浩美 by G-Tools |
以前の記事でライバルという言葉の由来は川にある、というお話をしました。
川は人と人とを別々に離しながらも、また密接にお互いをつなげていく不思議な存在でもあります。
「川」と書くのは、概ね日本の川のことです。
隅田川、利根川、信濃川、淀川、四万十川・・・どれもみな、川です。
日本最長の信濃川でさえも、「信濃河」とは書きません。
朝鮮半島のカワには、「江」が用いられます。
漢江(かんこう)、洛東江(らくとうこう)などのように表記されます。
最後に「河」ですが、これは中国大陸のカワに使われます。
中国では「河」と「江」が両方用いられています。
長江(揚子江)から北のカワには「河」が多く、長江(揚子江)から南のカワには「江」が多く
用いられています。
同じカワでも、大河と書くぐらいですから、そのスケールの大きさが偲ばれます。
ヨーロッパのカワはどう表記するんでしょうか?
昔はセーヌ河のように「河」が多く用いられたようですが、最近ではセーヌ川と「川」を使う
パターンが増えているような気がします。
川といえば、私の家の近所では「吉野川の鮎」を連想してしまいます(笑)