おみくじとは?おみくじの語源由来を解説致します。

クリスマスやお正月の空気を街のあちこちで感じる季節になって参りましたね。
お正月に神社やお寺で引くおみくじという言葉について考えてみたいと思います。

おみくじ・・・季節を感じさせる言葉ですよね。

おみくじ

神社仏閣のおみくじ。

一瞬ですが、なめくじを思い出してしまいました(笑)
この「おみくじ」という言葉、以前にもご紹介した味噌汁の丁寧な言い方である
おみおつけ
に通じるものがあるんです。

接頭語として「御御おみ」という言葉が頭に付くと、尊敬や丁寧な意味になってきます。
おみおつけは御御御付ですし、おみくじは御御籤となります。
つまり、味噌汁を表す御付という言葉をより丁寧に表現すると、おみおつけになり、
籤(くじ)を丁寧に表現すると、おみくじとなるわけです。

その他にも、燈火(ともしび)の尊敬語として、御御燈火(おみあかし)という言葉があります。

「おみおつけ」や「おみくじ」は現代でもよく使われる言葉ですから、そのルーツを知るとなるほどな
〜って気がしますよね。

筒の中にある吉凶を記した串を、小孔から振り出して取るのがおみくじですが、この籤(くじ)という
言葉は孔子(くじ)とも当てられるようです。

そういえば、「孔」という字は「あな」とも読みますからね。

お正月ともなると、たくさんのおみくじが神社の枝に結ばれている光景を目にします。
現実的な話をしますと、木の枝に長い間おみくじを結んだままにしておくと、木が傷んでしまいます。
ですから、なるべく早めに解かれたおみくじは、まとめて燃やされるそうです。

これが、おみくじを清めるための儀式である「お焚きあげ」ですね。

一年を占うおみくじ、来年は大吉でありますように・・・。

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