寒い冬の会席料理には、体の温まるアレが欲しくなります。
そう、凍える季節にマッチした熱燗です。
このブログは言葉のブログ、さっそくこの「燗」という言葉の意味を知りたくなりました・・・。
燗
この言葉は見て分かるように、「火」と「間」から成り立っています。
つまり、「冷たいのと熱いのとの間」という意味です。燗は熱すぎず冷たすぎず、というのが基本です。
八代亜紀の歌に「お酒はぬるめの燗がいい〜♪」って歌がありましたよね。題名は「舟唄」だったかな?
ちょっと話は逸れますが、舟唄はこのブログでもご紹介した追分節の流れをくむものなんです。
美空ひばりさんのリンゴ追分をサザンが歌って話題になりましたよね。
お燗を上手につける方法としては、ぬるま湯からつけ始めて、お湯が沸き始める前に引き上げるのが
コツだとか。
では、お酒の燗は実際どのぐらいの温度がいいのでしょうか。
それは・・・ぬる燗で40度前後、いわゆる人肌で45度前後、上燗は50度、熱燗は55度です。
熱燗は55度なんですね。
さらにこれ以上熱くすると、アルコール分が飛んでしまいますので注意が必要です。
よく人肌って言いますが、実際の人肌である36度ぐらいだとぬるすぎて美味しくありません。
熱すぎず冷たすぎず・・・が燗の意味でした。