フランスのおしゃべり文化として知られているバータバが正念場に立たされているようです。
バータバってどんなお店を意味するんでしょうか?
小さなカフェとバーにタバコ屋が同居したお店のことをいいます。
つまり、barとtabacを合わせた言葉というわけです。
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酒やタバコ、コーヒーにゆで卵・・・それに、ひっきりなしに交わされるおしゃべり(笑)
バータバにはいつも賑やかな空気が満ちています。
喫煙者の肩身が狭くなっているのは日本だけではなく、あちらフランスでも禁煙の波は
押し寄せています。煙の雲がたなびくバータバにも、その動きは確実に迫ってきているのです。
タバコと人との関わりには、本当に深い歴史があります。
F1レースのスポンサーにタバコメーカーが多いのも、実は嫌煙運動との因果関係があります。
F1グランプリの運営には莫大な資金が必要です。
そのために、様々なスポンサーが付いているのですが、特にタバコメーカの数が多いことに
気付かされます。
嫌煙運動の高まりからテレビCMが打てなくなったタバコメーカーが、全世界に中継される
注目度の高いF1に目を付けたのです。車体に自社のステッカーを貼って宣伝効果を目論んだ
わけです。
テレビCMを流せなくなった会社が、苦肉の策で考え付いたのがF1レースだったというわけです。
欧州各国では、飲食店を含む全公共空間が禁煙になったりとその動きは加速しています。
フランスの文化を担ってきたバータバの今後が注目されますね・・・。