昨日の夜のテレビ番組で美容整形が取り上げられていましたね。
その中で隆鼻術などに用いられるシリコンプロテーゼや、
脂肪吸引の際に脂肪分を溶かすベイザーマシーンなどが紹介されていました。
密かに・・・と書きましたが、なんだかここまでその内容が明らかにされてくると、適当な表現では
ありませんね。
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顔の一部にシリコンプロテーゼを埋め込むわけですから、
しっかりとした覚悟が必要なんだろうなと素人目には思えるのです。
異物を体の中に埋め込む・・・。
シリコンプロテーゼに限らず、豊かな胸に憧れて豊胸バッグを埋め込む人も後を絶ちません。
異物、という意味では、身近なところでコンタクトレンズがありますよね。
私自身も学生の頃はお世話になりました。当時、眼科医の先生方がおっしゃる言葉には
「あくまでも異物ですから」という念押しのような確認(笑)がありました。
コンタクトレンズはもちろん取り外しが自由ですから、美容整形の比ではありませんが・・・。
肥満の体をもてあまし、痩せるために脂肪吸引の手術を受ける女性が番組の中で紹介されて
いました。脂肪分を溶かすベイザーマシーンの威力には驚かされましたね。
牛肉の脂肪分をベイザーマシーンで溶かす映像が映し出されていましたが、
みるみる内に溶けていきました・・・。あれと同じことが人体でも行われるのか!
本当にすごいことですよね。
人はそれぞれに持って生まれた容姿があります。
私自身も変えてみたいところは・・・探せばたくさん出てくるんだろうなと思います(笑)
考えてみたことがありませんが・・・。
私の尊敬する船井幸雄氏は次のようなことをおっしゃっています。
人は生まれる前に、肉体を持たない魂がそれぞれに見合った箱(肉体)を探して生まれてくる。
輪廻転生を信じるならば、正にその通りなのかもしれません。魂はそれぞれのレベルに応じた肉体を
探しているのです。
う〜ん・・・そう考えると、簡単に美容整形する今の世相は「魂様」に失礼なことになるのでは
ないかな、なんてことを考えてしまいます。生きている間に魂は成長します。この世で生きている間に
魂を成長させるのが人間の目的だとすると、その外枠である肉体をいじることは良くないんじゃないか
な・・・そんなことに頭を廻らせてしまうのです。
ビジュアル系、なんて言葉があるように、かっこいい素敵なタレントに目を奪われがちな昨今です。
もちろん、テレビのない時代にはアイドルや二枚目俳優なんて目にすることも出来なかったのです。
あんなふうになりたい、と思って羨んでしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
このブログの中でも触れましたが、羨(うらや)むという言葉の由来は「心病む」にあります。
心(うら)が病んでいる状態のことなのです。
やっぱり自分の顔は世界にひとつしかないのです。
タレントのような顔になる必要はありません。スマップではありませんが、世界にひとつだけの
オンリーワンをもっと大切にしてほしいなと思うんですが、いかがなものでしょうか?
アメリカでは、胃を切断してダイエットする人もいるそうです。
羨むとは「心が病む」という意味なのですか!
心を病んでいる人が多い世の中なのですね。