秘伝書のことを虎の巻と言いますよね。虎の巻の語源はどこにあるのでしょうか?
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中国の権威ある兵法書だったわけです。
六韜りくとうというその兵法書には、文・武・竜・虎・豹・犬の6巻が収められていました。
この中で戦略や用兵の奥義が書かれていたのが「虎韜」の巻だったのです。
現在では、簡単な解説書といった意味で使われることが多いですよね。
虎を使った他の言葉には、虎の子があります。
虎は我が子を非常に大切に愛護することから発した言葉で、大切にして手放さないもの、秘蔵の
金品といった意味で使われます。虎の子の大金、というわけですね(笑)
虎の巻で思い出したんですが、学生の間でよく使われるあんちょこという言葉がありますよね。
教科書の安直な解説書のことですが、あんちょこなんて面白い言葉だなと思っていましたが、
あんちょこは安直の訛った言葉なんです(笑)
このブログの中でも頻繁にご紹介している転訛に当ります。
虎の巻にあんちょこ、勉強になりました・・・。
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