どじを踏むってよく使う言葉ですよね。
どじを踏むの語源は日本の国技に由来します。
日本の国技・・・そうです、相撲なんです。
どじを踏むの語源は大相撲に由来します。

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「相撲」編集部

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どじを踏むと大相撲

大相撲の世界では朝青龍が前人未到の7連覇を達成して盛り上がっていますよね。
新大関には琴欧州!タイプの違う2人の力士が相撲界を引っ張って行くことになりそうです。

相撲の勝負では、土俵の外へ足が出たら負けですよね。
この俵の外へ足が出ることを「土地を踏む」といったのです。これが転じて、どじを踏むと
なったわけです(笑)

もうお亡くなりになりましたが、貴乃花親方のお父様であられる大関貴ノ花は俵に足が掛かっても
なかなか土俵を割りませんでした・・・。しぶとく粘り、うっちゃりで勝利を手にすることも
多かったのを覚えています。正に足の裏に目が付いているのではないか、と言われたほどです。
あの粘り腰はお兄ちゃんこと若乃花に受け継がれていましたよね(笑)

どじを踏むの語源は相撲説が有力ですが、もう一つの説があります。

江戸後期の俚言集覧(りげんしゅうらん)には、「どぢ。鈍遅の字音か」と掲載されています。
鈍遅はおそらく鈍智が変化したものだと思われます。
そこから、まぬけ、へまをするといった意味に転化していったものと推測されます。

幕内出場回数で記録的な数字を残して引退が決まった琴ノ若・・・師匠は彼にこう助言していた
といいます・・・。「怪我をしてはいけないから、無理はせずに土俵を割れ」と。
高齢力士であった琴ノ若への深い配慮が伺える言葉ですよね。

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どじを踏むとは、相撲の土俵から。スポーツ関連の言葉の意味をその他多数、ご紹介しています。