タレントの仲根かすみさんが電撃入籍されましたね。
スポーツ選手と芸能人のカップル誕生です。
仲根かすみさんですが、中根ではなく仲根なんですね。仲根かすみと人偏の仲が正しい表記です。
日本の苗字には紛らわしいものがありますよね。中川さんだと思っていたら、仲川さんだったり(笑)
仲根かすみさんの下のお名前ですが、かすみというのは何とも弱々しい感じがしますね。
以前にも触れましたが、女性の名前でしおりさんには道しるべの意味がありました。
かすみもしおりも、はっきりとしないボンヤリとしたイメージがありますが、逆に一歩身を引く
女性らしさが表現されるのでしょうか。
遠くて近きは男女の仲・・・この言葉を思い出しました。
今回のように意外なカップルが生まれたときに使われる決まり文句です。
遠い間柄だと思われたのに、実は生涯の約束を交わすほど近かったんだ・・・正にそのままの
意味合いを持つ言葉ですね。
最近の話で言えば、俳優の渡辺謙さんと女優の南果歩さんの再婚カップル誕生も寝耳に水、
といった感じでしたよね(笑)
遠くて近きは男女の仲、この言葉のルーツは清少納言の「枕草子」にあります。
枕草子第167段に「遠くて近きもの 極楽。舟の道。人の中」とあります。
反対に近くて遠きものとして、「はらから。親族の中」と書かれています。
はらからとは、同胞(はらから)と書いて同じ母親から生まれた血縁のことをいいます。
兄弟姉妹のことですね。兄弟は他人のはじまりと申します・・・。
清少納言の洞察力には改めて感服いたします。
男性と女性は基本的に違う生き物。
話を聞かない男性、地図が読めない女性・・・なんていうベストセラーもありましたよね。
すれ違いながら、それでも求め合い、永遠に分からないお互いの存在(笑)
遠い存在でありながら、最も身近な存在。男女の仲は本当に不思議なものです。
万物を創造された神様は、プラスとマイナス、陰と陽、昼と夜、太陽と月・・・等々の相異なる
存在をあらゆるシチュエーションでお造りになられました。
その最たるものが男女、雌雄の別ではないでしょうか。
遠くて近きは男女の仲、まだまだ電撃会見を控えている人たちが残っているかもしれません(笑)
「遠くて近きは男女の仲」、これが清少納言とは知りませんでした。
男女の関係は、昔から変わらないものなのですね!
また、家族の関係は「遠くの親戚より近くの他人」ともいいますね。
故郷を離れている私にとって、時々、この言葉に納得します。(笑)