高飛車な態度、高飛車な物言い・・・といった具合に使われますよね。
頭ごなしに威圧したり、威張って押し付けがましいことを意味する言葉です。
さて、この高飛車の語源はどこにあるのでしょうか?
高飛車にならないように将棋 をしっかりと覚えましょう。
将棋で飛車を中央に進出させ、攻撃の構えをとることを高飛車と呼んでいます。
高飛車、または浮飛車ともいいます。
反対に、守りの位置にある飛車を居飛車と表現します。
将棋の世界では、飛車と角は強力なパワーを持ちますからね。
その飛車が敵陣めがけて突き進み、相手を威圧するわけですからたまったものではありません。
しかし、高飛車に出るのもほどほどにした方が良いと思われます(笑)
高飛車で負を引き出す、という諺があります。
これは「負」を「歩」にかけたもので、高圧的な態度をとることによって、逆に失敗すると
いう戒めを含んだ有難いお言葉なのです(笑)
将棋の世界に生きる羽生善治氏は、決して高飛車な態度には出ないお方です。
将棋には棋譜というのがありますが、インターネットの普及によって指し手の研究が急速に進んで
いるようです。ずぶの素人でも、簡単にプロを負かすほどのデータを学ぶことが可能になって
きました。このことを羽生氏は、素人が高速道路に乗って一気にプロとの差を縮めることが
可能になったと表現しています。しかし、肝心なのはそこから先だ・・・ともおっしゃっています。
そこから先は本当の実力が試されるんでしょうね。
経験と勘に基づいたプロフェッショナルな将棋が展開される舞台なんだと思います。
私の場合勝率がよくないです。
やっぱり高圧的な態度って失敗しやすいのでしょうか?(笑)