家庭の医学などにもよく掲載されていますが、6ヶ月〜2歳ぐらいの男の子が罹りやすいとされています。
腸重積は読んで字の如く、腸が積み重なってしまって機能しなくなります。放ってほくと生命にも関わる場合があります。24時間以内の処置が望まれている所以です。
腸が腸にめり込んでしまうので、赤ちゃんはその痛みから激しく泣きます。
ところが、その痛みが和らぐとまた元の状態に戻って何事もなかったかのようになります。
このため、発見が遅れてしまう危険性があります。定期的に痛みが襲ってくるという特徴があります。
腸重積のサインとしては、腹痛、嘔吐、血便の3つが主に挙げられます。
特に血便は腸重積の決定的なサインとされ、便全体が赤くなります。
いちごジャムのような粘血便という表現がされていますが、正にその通りのものです。
腸重積の原因にはアデノウィルスやロタウィルスなどが挙げられていますが、
未だにはっきりとした原因は分かっていません。
冬の発症率が高いことから、風邪のひき始めには特に注意が必要です。
腸重積の治療法としては、高圧浣腸療法が用いられています。
造影剤のバリウムと空気で高圧浣腸します。腸内の写真を見ると、
カニバザミのような形がくっきりと現れています。
腸が腸にめりこんでいる様子が映し出されます。
現在の腸重積治療には、エックス線検査に頼らないエコーによる超音波検査も
取り入れられています。
この場合、生理食塩水を注入して治療が行われています。
<医療関連の資格>
医師の他にも、多くの医療関連資格・検定試験があります。
医業経営コンサルタント、医事コンピュータ技能検定、医療事務管理士、
医療事務技能審査(メディカルクラーク)、医療秘書技能検定、医療福祉環境アドバイザー、
医療環境管理士、医療保険士、医科・歯科幹部自衛官等々・・・実に多岐に渡ります。