置いてきぼりは、置いてけぼりとも言いますよね。
他者を見捨てて去る、置き去りにするといった意味があります。
さて、この置いてきぼりの語源はどこにあるのでしょうか?
置いてけ堀という言葉を聞かれたことはございませんか?
まんが日本昔話でも放送していましたよね(笑)江戸時代に伝わった本所七不思議のひとつ「置いてけ堀」のお話です。今の東京都墨田区錦糸町辺りに釣り人で賑わう池があったそうです。
この池、昼間は何の変哲もないただの池なんですが、夕方になると薄気味悪い一面を見せるのです。
日本の昔話―5分間読み聞かせ名作百科 大石 真 西本 鶏介 小池 タミ子 倉橋 達治 竹崎 有斐 谷 真介 by G-Tools |
おいてきぼりという日本語に興味津々
夕暮れ時、釣れた魚を魚篭(びく)に入れて持ち帰ろうとすると、突然どこからともなく
「おいてけ、おいてけ」という声が聞こえたきたと伝えられています。恐いですよね〜!
さすがの江戸っ子も魚を置き去りにして一目散に逃げ出したということです。
置いてけ堀では、池の主がそこに棲む魚を守ろうとして
「おいてけ、おいてけ」と囁いたのでしょうか?背筋の凍りつくようなお話です。
おいてきぼりの語源には魚釣りが関係していたんですね。
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