ちやほやするの語源由来を解説致します。

ちやほやするの語源はどこにあるのでしょうか?
相手を甘やかしたり、おだてたりするときに使われる言葉ですが、このちやほやの語源には
蝶よ花よという言葉が深く関わっているんです。ちやほやするの語源を探しにいきましょう。

蝶よ花よと育てられ・・・なんて言い回しをよく聞きませんか?

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ベタなテレビドラマなんかを見ていると、
「あなたのように蝶よ花よと育てられてきた人には、私の苦しみなんか分かりっこないの!」
なんていうセリフに出くわします(笑)大切に慈しみ育てられる様子を表す言葉ですよね。

蝶よ花よという言葉は現代の表現方法であり、元々は「花や蝶や」と言っていました。
かの有名な枕草子にも、「みな人の 花や蝶やと いそぐ日も わがこころをば 君ぞ知りける」
という歌があります。

花と蝶の順序が逆になって今に伝わっているわけです・・・。
そういう意味では、このブログでも再三に渡って取り上げている倒語の要素も含んでいるわけですね。

ちやほやするの語源の話に戻しますと、蝶よ花よという表現がつづまって「ちやほや」に
転訛したということになります。
なんでも昔の中国語では、「蝶花」をチャオフォアと発音していたそうです。
このチャオフォアが、いつの間にかちやほやに変化していったというお話です。

以前の記事の中で、ヤーチャオが銀杏(イチョウ)に転訛したという話をしましたが、
それとどこか似ている節がありますよね。

ちやほやの語源は「蝶よ花よ」にありました。言葉って本当に面白いですよね。

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