マリーシアとは、ポルトガル語でずる賢いを意味する言葉なんだそうです。ポルトガルもサッカーの盛んな国として広く知られていますよね。
サッカー用語のマリーシアをご案内致します。
フリーキックの場面で相手の陣形が整わないと見るや、
素早くボールを蹴りだしてゴールを狙ってみたり、あるいはリードしている終盤に、
ボール回しで時間稼ぎをする行為などをマリーシアといいます。
つまり、状況に応じて臨機応変に判断するプレーというか、勝つためなら何でもするというか・・・
そういったニュアンスがあります。
マリーシアはずる賢いという意味ですが、
英語でいえば sly, tricky, foxy といったところでしょうか。
もう少し体のいい表現になると、スマートということなんでしょうね。
世界のサッカーでは、マリーシアは当たり前です。
日本にはマリーシアが足りないと言われていますが、ジーコ監督の元、
国際舞台でも通用するマリーシアは既に日本チームにも植え付けられているのではないでしょうか。
スポーツの世界ではフェアプレーが特に重んじられます。
マリーシアはそういう観点から見ると、アンフェアになるのでしょうか?
マリーシアはあくまでもルールの範囲内で行われるプレーです。
どちらかと言われれば難しいところですが、ルールに則っているのであればフェアの内に入ると思われます。
野球の世界でも、強打者は内角を鋭くえぐられます。
強打者であるが故に、乗り越えていかなければならないきわどいプレーなんだと思います。
大相撲の世界でも、怪我をした箇所を攻められて土俵を割ることもしばしばあります。
サッカーのマリーシアに似たプレーはスポーツの世界では当たり前のことなんです。
勝負の世界は厳しいんです。
マリーシアで勝て、と言っているのではありません。
そういったプレーも含めて、あくまでも従来の日本チームの良さを存分に発揮して
勝利してほしいですね。今からとても楽しみです!
<サッカー関連の資格>
民間資格にサッカー公認審判員という資格があります。
日本サッカー協会などが主催する試合で、審判として参加するために必要な資格です。
1級から4級まであり、1級は日本サッカー協会が認定します。
2級は各地域サッカー協会認定、3級と4級は各都道府県サッカー協会認定となっています。
何とか初戦のオーストラリアに勝ってくれたらなあと思うのですが、厳しい戦いになるとは思います。