エラシコ、サッカーブラジル代表のロナウジーニョ選手の代名詞ですね。
エラシコとは、ポルトガル語で輪ゴムを意味します。
足の外側でサッカーボールを外に押し出し、そのまま撫でるように内側へ切り返して
敵を抜き去る・・・見事なテクニックです。
アウトサイドからインステップへ、素早く切り返されたボールは勢いよく相手を抜き去っていきます。
魔法使いと言われるロナウジーニョの真骨頂を見るような気が致します。
エラシコはポルトガル語で輪ゴムを意味すると書きましたが、スペルは elastico と綴ります。
伸びた輪ゴムがはじけるように、一瞬にしてボールが逆方向へ動き出します。
見事なフェイントで、これでは抜き去られるのも無理はありませんよね。
サッカー用語のマリーシアもポルトガル語でしたが、サッカーの盛んなお国柄だけあって、
様々な言葉が生み出されているんですね。
エラシコをマスターするコツってあるんでしょうか。
ロナウジーニョ曰く、「ボールから足を離さないこと」「とにかく反復あるのみ」ということです。
体が覚えこんでしまうまで練習、練習ってことなんでしょうか。
ロナウジーニョの技を見ていると、足に目が付いているみたいですね。
ロナウジーニョという名前には、小さなロナウドという意味があるんだそうです。
ブラジルでは、ロナウドという同じ名前の選手が2人いる場合、年少のロナウドを
ロナウジーニョと呼びます。ロナウジーニョも実はロナウドだったんですね(笑)
ところでこのエラシコは、セルジオ越後さんが開発したというお話が伝えられています。
セルジオさんがブラジルの名門コリンチャンスにいた頃、ペレとガリンシャの技を
合体できないものかと考え出したのが、エラシコだったというわけです。
当時のチームメートだったリベリーノがまねて世界に広まったそうです。
補足ですが、日本代表のFW高原選手もエラシコを使えるんだそうです。
対ブラジル戦で、世界のファンタジスタ「ロナウジーニョ」の目の前で
エラシコを披露してもらいたいものですね!