サッカー用語にマノンという業界用語があります。
マノンとは、一体どういう意味があるのでしょうか?
マノンは英語でいえば、Man On になります。
味方同士のコミュニケーションを重視するサッカーでは、試合中によく聞かれる言葉です。
W杯の日韓共同開催、ドイツW杯とサッカー熱は冷め遣らない状態にあります。
日本代表チームの調整も順調に進んでいるようですが、ここまでくれば確かに技術や体力よりも、チーム内のコミュニケーションがモノを言うのだと思われます。
サッカーにおけるコミュニケーションは特にコーチングと呼ばれています。
マノンもコーチングのひとつに数えられます。味方の選手同士で単純に「右、左」と声を掛け合うのもコーチングの範疇に入ります。
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える 木村 元彦 by G-Tools |
サッカーだけではなく、ラグビーの試合中でも「右、左」とよく選手同士で声を掛け合っています。
ラグビーのルールでは、自分よりも前にパスしてはいけないという決まりがあります。スローフォワードという反則ですよね。そのために選手は後ろへパスするわけですが、後ろに目が付いているわけではないので(笑)、味方選手からの「右、左」という声はとても大切なわけです。
中田英寿選手は、よく試合中に味方選手に声を掛けています。
選手同士が納得のいくまでコミュニケーションを深める・・・とても大切なことだと思われます。
キラーパスと呼ばれる中田選手お得意のパスが見事に通るためには、チーム内の無言の会話というか、ツーカーの意思疎通が必要です。
中田英寿選手、中村俊輔選手などの中心プレーヤーは相手チームからのマークも厳しくなると予想されます。マノン!というコーチングの声がピッチに響く試合が多くなることでしょう。