STBとは何を意味する言葉なのでしょうか?

STBとは、ステーション・ビバークの略語です。
駅舎で夜を明かす旅人がいますが、駅を宿代わりにする宿泊形態(笑)のことを意味します。
STBはステーション・ビバークを省略した言葉ですが、ビバークとは何を意味するのでしょうか。

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杉崎 行恭

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ビバークはフランス語で、bivouac と綴ります。
登山で、テントなどを張って野外で寝ることを意味します。いわゆる露営ですね。
ステビーはテントを張るわけではありません。駅舎という立派な雨よけが存在しますから
その必要性がないのです。
旅人のあいだでは、このステーション・ビバークのことをステーションホテルと呼ぶ人も
多いようです。

駅前宿泊施設とステーション・ビバーク

最近では、駅前にビジネスホテルが乱立しています。
朝食付きで5,000円未満の客単価が相場のようです。3,000円代という破格値のビジネスホテルも
登場しています。

駅前旅館から駅前ビジネスホテルへの変遷には、時代の流れを感じます。
ちゃんと駅前に宿泊施設があっても、貧乏旅行を楽しむ人たちの中にはSTBが未だに人気のよう
です。

マナーや防犯上の問題から、STBも減ってきているという話もよく聞きます。
駅構内にベンチを置かない所も多いですよね。ステビー達にとっては、ちょっと悲しい現実が
押し寄せてきているようです。

ステーション・ビバークを省略してSTB(ステビー)、なんともニッチな言葉ですね。

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