中国語で結婚式のことを婚礼と表現します。
イタリア語で結婚式は nozze でしたよね。中国といえば10億人以上の人口で知られる巨大国家です。
そんな中国の中にあって、現在10歳ぐらいの年齢の人口がピークなんだそうです。
少子化問題を抱える日本とは全く異なるんですね。

将来の結婚式のことを考えると、2015〜2030年の間は空前の婚礼ブームに湧くことに
なるんでしょうか(笑)中国でも結婚適齢期が上がっていることを考えると、2035年ぐらいまでは
続きそうな気配です。日本のブライダル業界も中国市場を放っておくはずがありません。

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粂 美奈子

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海外挙式でその名を馳せたワタベウェディングも今は沖縄が主戦場になっているようです。
沖縄なら親戚の人も呼びやすいし、何より観光が楽しめる・・・そんな目算が見事に当たっています。
海外挙式だと日本から出国する空港が限られますが、沖縄なら国内24空港から飛行機が飛びます。
おめでた結婚の健康上のリスクを考えても、いざという時には健康保険証が使える強みがあります。

このブログは言葉のブログなので、結婚式という言葉について考えてみたいと思います。
先日、電車の中の広告をぼんやり眺めていたら結婚式場の宣伝がありました。
パルティールやマリアージュといった言葉が躍っていました。どちらもフランス語で partir には出発すると
いう意味があります。結婚という人生の旅立ちを意味する言葉ですね。mariage は結婚式のことです。

中国では結婚式のことを婚礼といいます。スペイン語では boda 、ドイツ語では Hochzeit 、
ポルトガル語では casamento とそれぞれに表現します。イタリア語では日本でもお馴染みの(笑)
nozze です。ノッツェは結婚情報サービス、つまり結婚相手を紹介するお見合いサービスのことですが、
お見合いのことを英語で corresponding といいます。

中国の結婚式では両親への花束贈呈やキャンドルサービスといった演出がないようです。
2,300人のお客さんが三々五々にやって来て、乾杯をして食べて、そしてまた三々五々に
散っていくというスタイルです。実に自由でいいですね(笑)
こういった婚礼スタイルもブライダルビジネスの参入によって変わっていくのではないでしょうか。

中国でのブライダルビジネス市場は、今後益々活況を呈してくるだろうと思われます。

  • ABP資格はアシスタントブライダルプランナーの略称です。