ググるとは Google の検索エンジンで調べものをするときに使われる言葉です。
ヤフーも独自の検索エンジンである YST を開発しましたが、
ヤフーで調べる場合はヤフると表現されます。
google という言葉が英語の辞書にも掲載される時代です。
ブロードバンドの普及に伴い、IT関連の言葉が一般的に使われるようになっています。

ググる―検索エンジンGoogleを使ってネット上の情報を検索することググる―検索エンジンGoogleを使ってネット上の情報を検索すること
津田 大介

アマゾる―オンラインショップAmazonをとことん限界まで使いこなすこと グーグる! Googleで知識が100倍増える本 ヤフる―遊ぶ、稼ぐ、出会うなど、あらゆる欲望をYahoo!で満たすこと とっておきの秘技 Google検索の秘伝書 インターネット検索術 - 調べモノに断然強くなる

by G-Tools

このブログは言葉のブログです。
以前にもご紹介した若者言葉のトラブる・・・どこか言葉の成り立ちがググると似ているような
気がするんですよね(笑)若者言葉の特徴として、「○○る」という形が多いことに気付きます。
チクる、フィニる、テンパる等々・・・。

インターネットは若者文化に端を発しているのではないでしょうか。
もちろん、会社のオフィスの中でも多くのパソコンがつながれ、中高年のサラリーマンの方々も
インターネットに接する機会は多いと思われます。ブロードバンドの普及はパソコンと接する時間を
増やしました。仕事のときのみならず、アフター5に自宅で楽しむ人が増えました。
様々なインターネットサービスが生み出されるなか、遊び感覚で楽しめる土壌が出来上がったのです。

経済的負担が少なく、軽いノリで参入できるようになったインターネットの世界。
若者にとって、うってつけの遊び道具ではなかったでしょうか。遊び感覚で様々なサービスを
生み出し、邪悪なことはしないと謳うグーグルの企業文化とどこかリンクしているような気が致します。

ググるという動詞は和製英語のひとつに数えられます。
英語の発音上、google は「グーガ」に聞こえます。決して「グーグル」ではないわけです。
グーグルは日本人が生み出した言葉なんですね。以前にもご紹介しましたが、machine から
ミシンという和製英語
が生み出されたお話とどこか似ています(笑)

google の「グーガ」という発音ですが、中国でのグーグルの名称が谷歌(グウガ)でしたよね。

昨今のニュースで知ったんですが、グーグルサイドではこの「ググる」という言葉に難色を
示しているようです。
グーグルとしては、検索エンジンの他にも様々な分野に進出しているのに、イメージが固定化してしまう
という怖れでもあるのでしょうか。

ネット検索以外の場面でも、ググるという言葉は使われています。
グーグルの検索エンジン意外で調べるときでも・・・ググるになってしまいます。
ヤフーでもマイクロソフトでもググるになってしまうのでは、確かに混同してしまっているとしか
言いようがありません。

言葉が普及していく舞台裏では、多くの企業の思惑が入り乱れるんでしょうね。
個人的には、ググるという言葉が普及していくのはいいことだと思います。