馳星周(はせ せいしゅう)といえば、ベストセラーの「不夜城」で知られる小説家です。
彼のペンネームの由来は香港の映画スターに遡ります。

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馳 星周

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馳星周を通販で

香港映画の「少林サッカー」や「カンフーハッスル」で名を馳せた周星馳(チャウ・シンチー)・・・
映画監督、脚本、製作もこなす映画俳優であるチャウ・シンチーの名前をひっくり返して自身の
ペンネームとしました。

周星馳→馳星周。
これは、このブログでも再三に渡ってご紹介している倒語にカテゴライズされます(笑)

作家のペンネームでいえば、菊池寛は口きかんという洒落も面白かったですよね。

香港の映画スター、チャウ・シンチーの作風を見ているとジャッキー・チェンのそれを彷彿とさせます。
一人で監督や主演をこなし、コミカルなタッチも作品に盛り込まれていて、見る者を惹き付けます。

香港という国は、世界の大金持ちが集まる場所として知られています。
マネーの匂いがぷんぷんするエキサイティングな場所です。
海外旅行で香港に行ったことがありますが、観光客目当てに商売する人たちにも勢いが感じられます。
言われたままの値段で買ったら後で後悔・・・なんてこともよくあるようです。

馳星周さんは北海道のご出身ですが、本名を齢人(としひと)といいます。
馳さんのお父さんが共産党の専従職員で、「マルクス・レーニン全集」を息子に薦めるような
方だったそうです。レーニンから齢人と命名されたわけですね。

馳星周さんの筆名も倒語によるものですが、倒語って本当に面白いです。
先日、とあるラジオ番組を聴いていたら、「レコード、どーこれ」っていうコーナーがありました。
これまた倒語ですよね(笑)