英会話スクールやパソコンスクールなどを選ぶ際の「お試し期間」のようなものをいいます。
きっかけレッスンには、体験学習や体験入学といった意味合いが含まれています。
お試し期間を設けているという点では、インターンシップに通じるものがありますね。
レッスン料のみで、入学金は要りません。気軽に習い事を始められるシステムになっています。
お試し期間は1ヶ月以内です。短期間で関心のあるお稽古事に触れることができます。
レッスンの日時はあらかじめ決まっています。定時制、ということですね。
これなら確かに、気軽に習い事を始められそうな(笑)
最初の敷居が低い、という点では「きっかけレッスン」の存在価値もありそうです。
ところで、言葉のブログを運営していると、この「きっかけ」という言葉が妙に気になりました。
きっかけを英語に翻訳すると、beginning,start,chance,opportunity といったニュアンスに
なります。漢字では「切っ掛け」と書きます。
きっかけとは物事を始める機会、手始めという意味になります。
日本の伝統芸能である歌舞伎の世界では、次の舞台進行に際しての合図となる事象のことを
指していいます。合図・・・つまり、キューということですが、歌舞伎の舞台で場面が変わると
いえば、見得を切るシーンからですよね(笑)切っ掛けの「切る」は見得を切るの「切る」に由来
するという説があります。
きっかけという言葉の成り立ちは大変面白くて、切ると掛けるの合成語だとする説もあります。
ある動作の終了を意味する「食べきる」・・・一方では、ある動作の開始を意味する「食べかける」
この2つの「きる」と「かける」を繋ぎ合わせた言葉だとするものです。
なるほど!この説もかなり有力ですね。
きっかけレッスンによって、人生の場面がガラリと変わるかもしれませんね!
何か新しいチャンスが私の目の前を通り過ぎていこうとしているのかもしれません。
文化と教養の香りが漂う秋の季節、新しいチャレンジをしてみるのも一つの選択です。