そんな中にあって、確かに新明解国語辞典は異彩を放っています(笑)
テレビ番組の「タモリのジャポニカロゴス」でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかと
思われます。
新明解国語辞典 第6版 並版 柴田 武 倉持 保男 酒井 憲二 by G-Tools |
新明解国語辞典の収録語の解説文を読んでいると、実にくだけた表現でフレンドリーな感じがします。
国語辞典でフレンドリーとは何事だ!とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、分かりやすさを
追究したスタイルは評価されていいのではないかな、と個人的には思います。
改訂版では副詞項目の充実が進み、運用欄や基本構文の型も見逃せないポイントとなりました。
日常で使われる、生きたアクセントも学べる画期的な内容になっています。
数のかぞえ方等も、新明解国語辞典で調べることができます。
この辞典を読んでいると、ハマってしまう人も多いのか・・・新解さんの謎というファンブックも出ています。
ここでひとつ、新明解国語辞典のコンテンツを検索してみましょう。
以下は「恋愛」という言葉の引用文です・・・。
特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。
なるほど!俗っぽい解説ではありますが、分かりやすさはピカイチです。
プロ野球の解説なんかでも、世界の盗塁王である福本豊さんの解説は面白いですよね。
一緒にしてはいけませんが(笑)、なんだか相通じるものを感じました。
◇はっきりとした解釈を「明解」といいます。clear で plain な「明快」も類義語ですね。
そこまで深く意味を考えたことがなかったので、
なるほど!と思いました。
最近は、分からない言葉があると、
インターネットで検索するので、
辞書をほとんど引かなくなりました。
辞書と言えども、読み物として面白い要素が必要なのでしょう。