大辞林とは三省堂から出ている大型の国語辞典のことです。
大辞林は1988年初版の比較的新しい国語辞書です。

大辞林 第三版大辞林 第三版
松村 明

ウィズダム和英辞典 ウィズダム英和辞典 イミダス (2007) 黒猫/モルグ街の殺人 イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

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大辞林のウリは、「現代語義優先方式」に基づく分かりやすい解説ではないでしょうか。
大辞林の特徴でもあるアクセント表示にもその充実ぶりがうかがえます。

岩波書店の広辞苑小学館の大辞泉も大型の国語辞書として知られていますが、大辞林も含めて
三つ巴の戦いといったところでしょうか(笑)

三省堂といえば、デュアル・ディクショナリーが話題になっています。
紙媒体である書籍辞書を購入した人に対して、ウェブ上でもそれに対応する辞書サービスを
展開するというものです。つまり、紙と電子の世界を行ったり来たりしながら2重に楽しめる
というわけです。三省堂の説明によれば、これぞ正に「電紙辞典」とのこと(笑)

デュアル・ディクショナリーのデュアルは英語で dual となります。
2つの、二重の、2部分から成るといった意味の単語です。dual ownership で共有、
dual personality で二重人格と訳されます。

言葉は生きモノですから、毎年内容が更新されるウェブ辞書は、紙媒体に比べて使い勝手がいいん
でしょうね。

  • 家畜なんかで、肉用と乳用の両方を兼ねるようなことを dual-purpose と表現します。