RSS広告の市場は、Windows Vista の発売を機に伸びていくものと思われます。
ネガティブワード辞書とは、RSS広告社が自社の日本語解析技術において、ネガティブな言葉
(人の生死に関わるようなコトバ等)に対する広告の表示を控える辞書機能のことを意味します。
ネガティブワード辞書・・・英語で negative は「消極的な」という意味を持ち合わせます。

言葉のコレクションの中でも、RSS広告社の Trend Match が表示されない記事が幾つか
ありました。例えば・・・ダンチョネ節の由来や、本田美奈子さんの白血病の記事などがそうです。

これらの記事にはネガティブな言葉が含まれているとして、ネガティブワード辞書が機能した
ものと思われます。

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RSS広告社はネットエイジが大株主という、Web2.0の色合いが強い会社です。

ネットエイジの他にも、リクルートとサイバーコミュニケーションズがそれぞれ10.5%ずつ
出資しています。

RSSは100%オプトイン、つまり情報を取得するユーザー側に100%選択の余地がある
情報取得手段として注目を集めています。あふれる情報の中からどれを選ぶかはユーザーの
判断に委ねられています。一方的に、要らない情報を大量に受け取らねばならない時代は終わるの
です。RSSに大きな期待が寄せられているのも頷けますね。

RSSに広告を挿入するシステムを提供しているのは、私の知るところ、現在3社です。
GMOアフィリエイトの FeedBurner、トランスコスモスの Pheedo 、そしてRSS広告社の
Trend Match
です。GMOアフィリエイトが個人寄り、トランスコスモスが法人寄りなのに
対して、RSS広告社は個人と法人の両方を取り扱っています。

自社で開発した日本語解析技術を使っているのはRSS広告社だけです。
ネガティブワード辞書には社会的な配慮が伺えます。さらに、人名回避ロジックという
テクノロジーもRSS広告社には導入されています。
これは人名と地名の混同を避けるためのもので、例えば「梅田」というコトバが人名なのか
知名なのか分からないときがありますよね。肩書きや「氏」という文字が入っているかどうか
によってロジックが働く仕組みになっています。

RSS広告の今後に期待したいですね!