書店に立ち寄ってみると、ここ最近、この「そうじ力」という言葉が目に飛び込んできます。
旅行作家の小林正観さんの講演会で聞きました。
どうやらトイレ掃除は運を引き寄せるらしいのです。
トイレ掃除といえば、テレビ番組でも松居一代さんが頑張っていらっしゃいますよね。
松居棒を使いながら、隅々までピカピカに磨き上げています。運を呼び込むコツを実体験に
基づいてお話されていますよね。
そうじ力は大きな反響を呼んでいます。
そうじ力の本の中では、ブロークンウィンドウ理論が説かれています。
ブロークンウィンドウ理論とは、とある実験によって実証された、環境が人にもたらす心理的効果
のことをいいます。この実験は治安の良い場所で行われています。2台のクルマを用意します。
一方はボンネットを開けっ放しにしたクルマ、そしてもう一方はボンネットを開けっ放しに
して、なおかつ窓ガラスを割った状態にしておきます。そのままの状態で放置しておいたら
2台のクルマはどうなったでしょうか・・・というものです。
結果はおのずと分かりますよね(笑)
そうです、窓ガラスを割った方のクルマは荒らされ放題でしたが、ボンネットを開け放しただけの
クルマには大きな危害が加えられなかったという実験結果が出ました。
公衆トイレなんかでも同じことですよね。
汚れたままの公衆トイレはさらに汚くなり、綺麗に掃除された公衆トイレはさほど汚されずに
済みます・・・。実に深い真理だと思います。
不透明な時代だからでしょうか、ツキを呼ぶ言葉やスピリチュアルブームが巻き起こっています。
運は人が発する言葉からだけではなく、身の回りの小さな環境からも引き寄せることが
できるのです。さっそく実行してみたいものですね。
そうじ力、今年上半期の流行語になりそうな勢いを感じます(笑)