日本語教師とは、日本語を母国語としない外国人に日本語を教育する人のことをいいます。
日本語学習者には様々なニーズがあり、その人に合った指導法が望まれています。

日本語教師になろう2014年度版まるごとガイド

日本語教師の通信講座については、以前にも触れさせて頂きました。

初心者でも安心して受講できる通信講座が、語学の出版社アルクからリリースされています。
言葉を生かして世界の架け橋にならんとする、国際派の職業として注目を集めています。

  • 国語教育と日本語教育の違い

    国語教育は、幼児期から日本語の環境の中で生活し、日本語を母国語とする日本語の
    ネイティブスピーカーが対象となります。

    一方の日本語教育は、これまで日本語に触れたことのない人が対象となります。
    そのため教える側には、日本語をいったん外国語として捉え直す必要があります。

    日本語学習者の多様なニーズを考え合わせることも重要です。
    日本の大学に進学希望の受講者には、大学受験のレベルに見合った日本語習得が求められます。
    日本で働きたい人には、ビジネスや生活の場面で役立つ日本語を教育する必要があります。
    これらの需要を満たすために、絶えず日本語教育の理論を学び、訓練を積み重ねることが
    望まれます。

  • 日本語教育能力検定試験

    多くの日本語学校において、日本語教育能力検定試験の合格が教員採用の条件となっています。
    日本語教師になるための国家資格はありません。しかしながら、日本語教育能力検定試験の
    合格は、日本語教育界におけるパスポートのような役割を果たしています。

    合格率は毎年約19%という狭き門になります。
    しかしそれだけに、この試験に合格すれば日本語教師としての力量が証明されるわけです。
    試験は毎年10月に実施されています。

    日本語教師の求人情報には、日本語教育能力検定試験合格の文字が躍っています。

    アルクの教材なら、検定試験対策もバッチリこなせるようになっています。
    「日本語教育能力検定試験 NAFL模擬テスト」「日本語教育能力検定試験 対策問題集」
    さらに240点満点の試験で、記述式問題の配点は20点ということに着目し、NAFLでは
    2題の記述式問題が用意されています。受講期間中に提出すれば、添削指導されて返送されます。

    今は国際化時代を迎えています。
    日本国内で外国人と触れ合う機会が、今後一層増えてきそうです。
    政府の主導するビジット・ジャパン・キャンペーンなども、大きな流れを作りそうな気配です。