「問題な日本語」というベストセラーを書かれた北原保雄氏が、「かなり役立つ日本語ドリル」
という本を執筆なさっています。

言葉のコレクションの中でも、語源・倒語・転訛など、多くの日本語の神秘に迫っています。

「かなり役立つ日本語ドリル」の中では、助詞の「を」と「に」の違いや「話」と「話し」の
使い分けなどが解説されているそうです。

普段何気なく使っている日本語ですが、きちんと学んでみると面白い発見がたくさんあります。

昨日たまたま、頭脳立国を標榜するインドの特別番組をテレビで見ました。
算数や数学の教育に力が入れられていて、インドの並々ならぬ国力を感じ、その脅威すら
感じています。教育の大切さを改めて実感しています・・・。

立ち返ってみて、我が国の日本語教育はどうでしょうか?
お世辞にも進んでいるとは言えません。正しくクライシス、これは危機ですね。
子どもの英語教育が声高に叫ばれていますが、慎重に考えた方がいいのではないか、
そんな風に今は思います。

日本語力もまだ十分に身に付いていないのに、英語の早期教育の必要があるのだろうか?
「国家の品格」の著者である藤原正彦氏もおっしゃっていますが、確かにこれでは日本人が
骨抜きにされてしまうのではないだろうか?いや、これは言い過ぎかもしれませんね。
とにかく、仏作って魂入れずの状態に陥ってしまってはいけません。
語学の習得は若ければ若いほどいい、そんな抗い難い事実もあります。難しい問題ですね。

昨今の日本語ブームは、歴史的観点から言っても、正しいベクトルに向いているのかもしれません。
日本語ドリルをめくりながら、自分のルーツを探しに行こうと思います。

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