英語学習法において、最近よくチャンクという言葉を耳にします。
チャンクとは何を意味する言葉なのでしょうか?

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英語感覚が身につく実践的指導―コアとチャンクの活用法
田中 茂範 阿部 一 佐藤 芳明
大修館書店 2006-05

チャンク英文法―文ではなくてチャンクで話せ!もっと自由に英語が使える 英語教師のための効果的語彙指導法―認知言語学的アプローチ ヒューマンな英語授業がしたい!―かかわる、つながるコミュニケーション活動をデザインする 第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法 Eゲイト英和辞典

by G-Tools , 2007/03/15

チャンクで英語学習!

英語で chunk(チャンク)は、パンやチーズなどの固まりを意味します。
「チーズの大きな固まり」を英語に翻訳すると、a chunk of cheese となります。
チャンクには、何かの”ごつい固まり”といったニュアンスがあるのです。ですから、肉の固まりは
a chunk of meat と表現されます。

何だか知らないけれど、よく使われる英語の塊

英語学習法においては、意味のかたまり・意味の断片といったニュアンスで使われています。

ネイティブの日常会話を聞いていると、よく使われる言い回しのようなものがあります。
それはイディオムや構文でもなく、なんだか知らないけれどもよく使われる表現のことです。
例えば、you could say so, but... とか、He's just like... とかいう感じです。
これらの意味のかたまりをチャンクというわけです。

チャンクを頭の引き出しの中に複数持っていれば、確実に英語力がアップします。
英語の上達にチャンクが役立つことは、これはもう請け合いです。

リスニングなんかでも、全文を聴き終わってからおもむろに訳しだす・・・なんてことを
していませんか?英語をとにかくアタマ(文頭)から理解していくことが大切です。
後ろから前へ翻訳していてはダメなんです。

その意味でも、チャンクの果たす役割は大きいものと思われます。

データを構成する単位であるチャンクを、そのまんま頭に叩き込んでおくのです。
慣れ親しんだチャンクをつないでいくことによって、今まで理解できなかった英語が、みるみる内に
自分のものになっていきます。

チャンク、これは画期的な英語学習法だと思います。