
今春、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドが新アトラクションとして登場したUSJ。
チケット予約の方も順調に伸びているようです。
マザーズ・ヘラクレス・ジャスダックの3つが主要新興3市場と呼ばれています。
USJが上場先に選んだ東証マザーズは、1999年の開設になります。
東証マザーズには創業間もない企業を育成する役割があります。
その上場審査基準もやや甘く、「収益性や業績の数値は問わず、主に事業計画内容をもって
判断する」というものです。これは収益性を重視し、黒字が原則のジャスダック市場とは
相反します。2000年に開設された大証ヘラクレスも東証マザーズとよく似た特徴を持ちます。
図解 ナスダック・ジャパン&東証マザーズ&新店頭市場の公開ガイド (CK BOOKS)
太田昭和監査法人公開業務部
USJは地元の大証ヘラクレスではなく、東証1部に鞍替えする利便性を考えて東証マザーズを
選択した、と伝えられています。マザーズからだと時価総額40億円以上だそうです。
それに比べて、他市場からだと500億円以上が必要になってしまうそうです。
500億円以上とは莫大な金額ですね。
日本の株式市場の中心は、東京証券取引所である!
この大原則が、USJをはじめとする各企業の「東証マザーズ上場」を後押ししているようです。
ジャスダックやマザーズといえば、誰もが知るところです。
私も今まで聞いたことがありませんでしたが、新興市場の中には、名証セントレックス、
福証Qボード、札証アンビシャスなどが存在しています。それぞれの地名が冠されている
わけですが、改めて勉強になりました。