救急救命士とは、現場で医師の指示に基づき医療行為を行う人のことをいいます。
適切な応急措置は人の命を救うことにつながります。

救急救命士国家試験問題解答・解説集〈第37回〉
山本 保博

救急救命士国家試験問題解答・解説集〈第37回〉
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救急救命士の仕事は常に時間との戦いです。
救急救命士になるには、どのような心構えが必要でしょうか。

まずは、救急救命士の仕事の流れを把握しておくことが重要です。

患者に適切な応急措置を施しながら病院へ搬送します。
病院に到着した後も、医師に患者の容態や家族からの話を報告します。
救急救命士からの報告が、治療方針を決める手掛かりとなるからです。

救急救命士の任務は医師へのバトンタッチ

「医師への橋渡し」という重要な任務を果たしているのが救急救命士です。
脈や呼吸から患者の容態を正確に把握し、心臓や呼吸が停止していると判断した場合、
医師に指示を仰ぐため、早急に連絡を入れます。患者の身体に電極を着け、心臓を蘇らせる
電気ショックを与えます。その後、呼吸を回復させるために口から管を入れます。
肺までの空気の通り道を確保して、効率よく人工呼吸を行います。
さらに点滴、・・・と応急措置は続きます。

人の命は地球よりも重く、その命は応急措置によって助かる可能性が高い。
電気ショック、人工呼吸、心臓マッサージ等々、よくテレビなんかでも紹介されていますよね。
でも、いざその場に遭遇してみるとどうなんでしょうか。
ほとんどの人が適切な応急措置を施せないのではないでしょうか。かく言う私もしかり、です。

訓練された救急救命士さんの存在は実に頼もしいですよね。

以前に、災害時医療のトリアージという言葉をご紹介致しました。
たくさんいる被災者の中から選択する・・・といった意味がトリアージにはありましたよね。
救急救命士さんの場合は、一度に複数の患者さんを診るケースは少ないと思います。
一人の命を救う・・・そこに全神経が注がれます。

【救急救命士になるには】